言わずと知れた九州の名店‘珈琲 美美’。あくまでも「一杯の珈琲」から世界を観るという立場を貫き、ネル・ドリップの澄んだ珠玉の珈琲にこだわり多くの珈琲通が足を運びました。
2009年5月、31年間店を構えた天神今泉を離れ赤坂、護国神社向かいへと移転されました。
白と木を基調としたおしゃれな外観から中を覗くとガラス越しに焙煎機が見えます。店内に入ると香ばしい珈琲の香りが優しく出迎えてくれます。1階では外から見えた焙煎室があり豆の販売を行っています。2階にあがると白を基調とした壁、ガラス窓を多く利用し開放感溢れる内装になっており、窓から眼にする木々は穏やかな気持ちにさせてくれます。
木造りのカウンターやテーブルは力強さと柔らかさを兼ね備えています。カウンター5席、テーブル4台(12席)
オーナーの森光宗男氏は、幼少時代にハワイ・オアフ島に移民した叔母から送られて来るクリスマスプレゼントにワクワクしたと言います。その中には、アラビア人がコーヒーカップを持ったヒルズの赤い缶かMJBの缶がいつも入っており、当時の森光少年には、異国の香りと文化に大きな衝撃を受けたといいます。その後、この叔母の下に居候するチャンスが訪れた森光青年は、そこで観た日系移民の生活にさらに大きなショックを受け、帰国後の1972年から5年間、名店‘吉祥寺もか’に入店し、標氏の指導を受けられました。
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